ひたちなか夏合宿総括

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長文失礼
SUMMER inひたちなか Jr.FESTA に参加して(総括)

フォルテ野田の合宿は3年生からはじまり3年は1泊、4、5年は2泊そして6年は3泊となっている。
春、秋にはこれとは別に近隣での1泊合宿を実施している学年もある。
6年18期は一足先に山梨県甲府市に3泊の合宿を済ましている。上々の成果が上がったと報告された。
ひたちなかへは昨年18期5年生(尭監督が)初めて参加した。
19期5年は春の手賀の丘に引き続いての2回目の合宿で通算6度目となる。
3年21期、4年20期はこの合宿が初めてであった。
合宿に臨むテーマは学年ごとに異なり、各指導者からの日報で知ることができる。
今回の合宿は不安定な天候で幸い気温も高くなく例年の片品高原よりは暑いが海風がグランドに流れ込みちょうど良かった。
大会は74チームが親善試合を行いつつも学年ごとに優勝チームを決める大会である。
広々としたひたちなか新光町グランドは天然芝で整備され14面が規則正しく配置されていた。
各コートには日よけの天幕が準備されぬかりない運営がされていた。
工業団地の空き地を県から借用したひたちなか市が芝を張り、おおよそ20年前から運営を移譲され
素晴らしいいサッカーグランドに仕立て上げて本日に至っている。
日常のメンテナンスは旅館や民宿の人たちが畑仕事の合間に、傷んだ芝を張り替えたり、雑草を抜いたりと、
また、大会当日はトイレ掃除などを当番で請け負うという、町あげての大会とグランド運営であった。
季節を問わず休日はサッカー大会(他の種目もあり)が企画され、次週は女子サッカー大会、
9月は大学生の大会が目白押しでの開催と聞いている。

今大会はスポーツマネージメント(株)により企画されていた。参加チームは74チーム。
カテゴリー別では6年20チーム、5年24チーム、4年18、3年12チームが参加し、
19期5年は6年生の部、5年生の部に各1チームをエントリー、3年は2チームをエントリーした。
4年生は3年生に一部力を借りてのエントリーであった。

勝敗に一喜一憂するのだが合宿の本来の目的はそこにはない。 
選手は「知らない世界を知る」ことが第一であり、共同生活を通じて協調性を育んでいくことや、
日常と異なる環境でもいつもの自分を出せることに慣れさせる意味が大きい。
様々な失敗を重ね多くの事を学んでほしい。大人に叱られたりコーチに教えられて身についたものよりは、
自分の経験、失敗から得た知識は教えられたものよりははるかに深く身になじむからだ。
学校との違いは失敗する前にストップさせないのもフォルテ指導者の経験から来た指導方針である。
サッカーを通じて自立に向けてのトレーニングをさせるには親もと離れた合宿が一番有効的であると思っている。
また、指導者にとっては監督を中心とした指導者チームの意思疎通と役割分担がチームワークよろしく最大限に機能するよう合宿で確認をする。
指導者にとっても厳しい合宿であることは言うまでもない。
手を抜くコーチも見受けられるがそのコーチは子供と共にチームを去ってゆくのが今までの常である。

今大会はグランド良し、試合時間(40分ゲーム)良し、試合数1日3試合良し、宿泊良し、と満足できる大会であった。
気になるところは野田市から1時間30分と近すぎるところである。
選手の心理状態が単なる遠征と相違なく合宿へ切りかわるには距離が足りない。
景観変化、体感気温等を考えれば200Kmは放したかった。
宿舎からの移動は時刻が決められた巡回バスを利用しなくてはならず、効率的な時間運用で指導者を苛立たしていた。
いづれにしても、選手は様々な経験を得ることができた。

怪我人、事故もなく成功で終えられた事に感謝すると同時に、特に宿泊して頂いた保護者様や早朝出発の日帰りサポーター。
準備をはじめ、送り出して頂いた全ての保護者、役員様に感謝いたします。
今後も指導者が一致団結し協力しながら良いチームになるよう頑張りたいと思います。
有り難うございました。

副代表 吉原 靖之