6年夏合宿 グリーンカップ(神栖市)

3年生から6年生まで合計6回の合宿で自立した選手を育てる事を目的に実施しているフォルテ合宿。

コロナ禍のため23期にとっては3年生になったばかりの4月「手賀の丘合宿」に次ぐ2回目。

公欠1名を除く12名、指導者6名(2日目から8名)は7:34野田市役所から茨城県神栖市、グリーンフィールドに向け出発した。
大会名称は「第5ステージ グリーンカップ(U-12)」

【神栖合宿 1日目】
出発式では「自分たちのことは自分でやる」を確認し「一回り大きくなって帰ってきます」と選手代表の挨拶は保護者、指導者にたくましさを感じさせた。

道の駅「水の郷さわら」で時間調整し、予定どうり10:20に会場入る。
会場ではターフに張り綱を施したが、浮き上がるほどの強風。
ピッチは風上風下の影響を受けるが雨はない。

選手はやや呑気である。
会場の設営ではお客様気分の抜けない選手たち。
監督から最初の落雷が早くもおちた。
「自分の事は自分で!」はどうした?

旧友古河JSCの指導者と「ここで逢えるとはねえ」の挨拶をかわし、
試合にはいる。

 ①古河JSC A(古河市) 0-7
 ②明海FC ブルー(浦安市) 7-0
 フレンドリー
 ③塚田FC(船橋市)6-4

宿にもどり
入浴、洗濯、夕食後ミーティング。
天候が心配だが明日は5時起きで散歩&ランニング。
2位グループによる決定戦。

明日の試合、選手のGood performance に期待する。

参考 (下道) 市役所7:34  さわら道の駅0904-0940 現着1020
ペグの不足に注意。(1ターフ最低12本)
Φ5mmのロープは助かりました。
(吉原)

【神栖合宿 1日目戦評】
おはようございます。
昨日の1日目。初戦、茨城県の強豪、古河JSCさんとのゲーム。
強風が吹き、前後半で様相が大きく変わる状況でした。
失点の多くは自陣からのビルドアップのミスから相手の高い位置でボールを奪われ簡単にゴールを割られるものでした。
繋ぐ意識が強い選手たち。チャレンジを繰り返すが、足りない要素がたくさんあることに、失敗から気づいてもらいたい。

2戦目、3戦目はサイドの突破や中央でのコンビネーションから得点が生まれたのは好材料。
失点は相変わらずミス絡み。

夜のミーティングでは、コミュニケーションを高める演習をしました。
今日のゲームにどう繋げるか、変化を期待したいです。
(槇山)

【神栖合宿 2日目】
本日は台風接近予報
選手は4時頃から騒がしい。
順調にプログラムを消化するも、5分前行動は彼らにとっては難しいようだ。
今日の起床は5時、散歩は5:15から、 玄関5分前集合は???
朝の散歩は1Km離れた神社、帰りはランニング
1人の選手を置き去りにしてスタートしてしまった選手たち
「その他大勢につけば良いのですか?」「正しいことは、言葉に出して伝えなければ・・」

今日のピッチは風が強く
台風の影響でスコールのような雨が午後に少々。

2位トーナメント
 ① 明海オレンジ(浦安市) 5-0
 ② 東光台(つくば市) 2-0
フレンドリー
 ③新座西堀(埼玉) 2-2
 ④セボジータス(東京)2-1

テーマに対する目標がぼやけてしまった。
数的優位が作れず、崩せない。得点が出来ない。サイドが詰めていない。
2バックシステムはどうした?
明らかなコミュニケーション不足。
そして、苦しくとも目標に向かう精神的弱さが出てしまった。
良いところも沢山あったが、合宿に対する甘えが見えた。

宿には予定より早く入る。
時間が出来た分、明日に向けて何をしなければならないか、今日の振り返りに時間を割いてもらいたい。
書くべき「しおり」に空間が多すぎる。

厳しいが、このままでは帰れないと思うのは私だけだろうか。
充実感を持って合宿をおわりたい。
(吉原)

【神栖合宿 2日目戦評】
風は強いものの、雨はほとんどなく、2位トーナメント2試合とTM2試合を消化しました。
昨日のミーティングで良いサッカー選手のイメージを考え、各自かプレーに表そうとするものの、声によるコミュニケーションが足りない、ディフェンスのマークの優先順位を考えたポジション取りが徹底できない。
昨日から変化が見られた選手は僅かであった。

合宿は普段の練習やゲームとは大きく異なるもの。心身ともにきついのは当たり前です。きつくても何でも、全てのゲームに全力を尽くす、お互いを鼓舞する強さがほしいし、自分に負けない強さ、チームを盛り上げるリーダーが欲しい。

明日のゲームでもう一度チームの戦い方を徹底し、同時に各自の課題解決に全力を注いでもらいたい。
今晩のミーティングは、言葉の伝え方がテーマです。しっかり学習し、サッカーに繋げてもらいたいです。
(槇山)

【神栖合宿 3日目】
台風8号の直撃を受けた昨夜。暴風雨はすごかった。
朝食の配膳は昨日より進歩が見えるも、マイペースが数名。
天気は回復、ピッチは良好。

フレンドリー2試合
 ①塚田FC 6-0
 ②新座西堀 3-3 

闘う選手が出てきた。相手選手に闘志を見せたり、意地で張り合うプレーも出てきた。
苦しくもスペースに走りこむ選手もいる。
声も昨日よりは出てきている。なかなか頑張る選手たち。
「ふくらはぎ筋挫傷」の選手に肩を貸したり、荷物を持つ選手も多数出てきた。
ワンチームに向けて進歩が見られた。

試合終了後、1000人画廊、神栖市南浜の日本初の風力発電施設「ウィンド・パワー」かみす第1洋上風力発電所 経由で鹿島神宮を参拝。
国歌「君が代」に歌われる「さざれ石」 殆どの選手が初めて見るのだが、彼らの感想は「ふうん-ん」

道の駅「水の郷 さわら」に立ち寄り帰路に着く。
市役所到着7:20
日焼けした選手の姿がまぶしい。
(吉原)

【神栖合宿 3日目戦評】
台風が通過し、蒸し暑い環境下でAMにTM2試合を行いました。
昨夜のミーティングで学習した声のかけ方、言葉の伝え方について。DFのマーク、ポジショニングについて。ボールポゼッションについて。攻撃のコンビネーションやクロスの質について等、指導者間でもテーマを再度確認し、試合に臨みました。

試合前のアップの様子から、まだテーマの意識が足りないと伝え、気持ちを高めさせる。

ゲームは、初戦、明海オレンジ6-0、新座西堀3-3。
内容は昨日までと比べ、良い方向に進めることができたと思います。特に2試合目は、初日にも対戦した格上のチームでしたが、初日と同じ引き分けでも、中身は全く違う内容でした。

出発時に、一回り成長して帰りますと保護者に宣言した23期生ですが、合宿3日目にして、やっと変化が見られたのかなと感じています。
通常練習ではなかなか教えられないことが、合宿を通して選手、指導者みんなで共有できたことは、大きな収穫です。

U12後期リーグをはじめ、残り半年、このメンバーで頑張っていきましょう。

保護者の皆様には、事前の準備から引率、応援等、いつも以上にご支援、ご協力をいただきました。ありがとうございました。みんな元気に帰りますので、帰ったらたくさん話を聞いてあげてください。

3日間、お疲れ様でした。
(槇山)

追記 吉田豪氏(元フォルテ指導者)は奇遇にも同じ宿を仕事で利用、お盆休みのため、直接お会いできませんでしたが、ボトルウォーター、スポーツドリンクの差し入れを頂きました。吉田氏は2012年からフォルテ指導者として参加頂き、また、ご好意で中里グランドのゴールも作製して頂きました。
しばしば、顔を出して頂いている柏レイソル アカデミーコーチ兼スクールコーチ 吉田 暁氏はフォルテOB、吉田豪氏の息子さんです。  有難うございました。

***吉田元コーチから***
ご無沙汰しております吉田です。
自分も、夏合宿の楽しさ
仕事よりツラい過酷さ今だに感服いたします。
影ながら、応援しています。

(吉原)