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6年片品合宿
最終日
フォルテS試合結果
合宿最終日は順位決定戦の2試合が行われる。
フォルテLは、予選を2位通過したため別会場にて決勝トーナメント
フォルテSメンバー全員で、がんばれー!絶対勝てよー!等のエールで宿舎を送り出した。
フォルテSも早めに会場にはいり、入念にアップを開始した。
下位リーグでのトーナメントですが、そんなものは関係なく本日の2試合を勝って優勝を目標にフォルテSは、
気持ちと体を準備していく。
アップ時は、声も出ていてチームとしての勢いも出て来て試合にはいる。
下位トーナメント初戦は、フォルテLが予選を戦ったチームの為、昨夜のコーチミーティングにて情報を入手。
GKのパントキックが、とても飛ぶらしく、ワンバウンドさせるとゴールに直接入ってしまうほど飛ぶらしい。
DFの選手は、GKパントキックは、必ず地面に落とす前にヘディングで弾き返すように指示。
GKもポジショニングの修正を細かくすることを指示。
もうひとつは、相手FWに、すばしっこく粘り強い(フォルテにも同じタイプの選手がいる。)
DF同士のカバーリングが重要とアドバイスを送り試合に挑む。
試合開始キックオフも、フォルテLの情報通り、キック力のあるGKがキックオフゴールを狙ってロングキック。
情報があったのでフォルテゴールキーパーも冷静にキャッチ。
しかし、情報にあった相手チームFWが予想以上に足が速く、何度か、センターバックがスピードで
交わされることもありましたが、カバーリングとGKの飛び出し等で何とか防ぐ。
が、相手コーナーキックがニアサイドに飛びマンツーマンでマークしながらヘディングで競るも不運にもオウンゴール。
チームを盛り上げようと声を張り上げる選手に、反応している選手が少ない。
前半終了。
ハーフタイムにて自分たちの戦い方は出来ている。
焦らずにパスを繋ぐ意識を持って戦う事をもう一度確認する。
選手同士でも話をしてもらう。が、気持ちが高まってしまい言葉も強めになっていて、
味方の言葉に涙を出すメンバーが出てしまう。
勝ちたい。チームを引っ張って頑張りたい。気持ちからですが言葉の使い方がすこし気になる。
後半に入っても一進一退の攻防が続き、何度か得点チャンスも作るが決めきれずに試合終了。
VS 所沢SC
0-1 負け
試合終了後のミーティングで、この合宿の最大のポイントが訪れた。
チームの中心メンバー2人が、メンバーへの文句?チームへの文句?で気持ちが前面に出過ぎて
チームの雰囲気を悪くする発言が余りにもひどくなると、自分の逆鱗に触れて、名指しで雷を落とされる。
この二人のメンバーだけではないが、チームを良くするために声を出したり、意見を言ったり、
メンバーへのアドバイス?をしたり、この合宿でも、更に気持ちが入っていたメンバーだからこそ、
もっと成長してほしいからこそ強めの言葉で指導した。
メンバー2人も、悔しかったのか?わかりませんでしたが、涙を流していました。
しかし、フォルテSの本当の課題は、その他のメンバーが、もっとチームの為に、様々な所で前面に出て来て、
チームの為に何が出来るか?チームを引っ張って行ける一人一人になれるか?が、フォルテSの本当の合宿の
課題でもありましたが、それがいままでの試合等でもなかった事が、チームを引っ張る2人のメンバーに、
どれだけ苦しい思いをさせていたか?
点数をとられても『絶対点数を取り返そう!』『絶対勝とう!』と声を張り上げても返事すらしないメンバーではチームも、
まとまらない。
やはり、誰かがやってくれるのを待っているのではなく、自分がチームを引っ張るぐらいの気持ちになってもらいたい。
せめて中心メンバーの気持ちに少しでも呼応するのであれば、大きな声で掛け声に答えてあげるなど、真剣に考えて欲しい。
と残りのメンバーにも強い口調にて指導させて頂きました。
昼食を挟んで、もう一度チームの雰囲気を作るために、本日の試合はトーナメントの為に、同点の場合はPKになるので、
コーチ2人を含めた遊びのPK戦を2戦行い、最後に本番同様にコーチで、もしも本当にあった時の為の順番の選手4名とGK
VS 次からの4名と自分GK真剣勝負の為、自分も本気でGKをやり、顔をポストにぶつけながらもセーブしたり
良い雰囲気になっていきました。
6年最後の合宿、更に最終試合
心配だらけになってしまいましたが、自分も本気でぶつかり真剣に伝えた気持ちが、全メンバーに伝わった?のか、
チームの声掛けが良くなり、全メンバーが声を出すようになる。
しかし、そんなに甘くはない。
先制点を奪われてしまいました。
ここで先程話したように、中心メンバーが声を張り上げてチームを鼓舞する掛け声に全メンバーが応えて、
大声で返事をする。
そしてチーム全体で下を向く選手はもちろん一人もいない、絶対勝ちたいとの気持ちがチームを更に団結させた。
その後は、フォルテSのショートパスやサイドプレーヤーへの大きなパス、どの場所にもパスを貰おうと動き、
サポートするメンバー達、その時に先程、雷を落とされたメンバーの左足からの見事なシュートが決まり同点。
更に同じ選手が、ショートパスからの抜け出しからのシュートで逆転に成功。
チーム全体が盛り上がる。
しかし、数分後にはDFの対応が甘くなり同点にされてしまう。
でも選手の声掛けが前の試合とは違い前向きな声掛け、アドバイス等チームの雰囲気は大丈夫。
この合宿の試合全て、ベンチにいるのは1人ですが、選手をたくさん交替して、交替した選手も給水だけさせて準備が出来たら、
『いつでも行けます。』と声掛けさせて9人全員で一試合一試合戦って来た。
交替で入った左サイドの選手へのパスが繋がりセンターリングかと思った瞬間左足での強烈なミドルシュートも
身長の大きなGKに惜しくも弾かれてシュートが決まらず あと一歩の所で勝ちきれなかった。
しかし、最終日はトーナメント戦の為、PK戦になる。
チームの雰囲気を取り戻すために、遊び?のPK練習から、本番用に順番を決めての真剣PK練習が、ここに来て役立ち、
キッカーもGKも緊張はあるものの自信がみなぎる。
PK戦に入る前にコーチ含めて円陣をくみ、更にチームの気持ちをひとつにしていく。
フォルテは後攻に決まった。
フォルテS GKは、この合宿で、とても成長した選手、体は小さいが前への飛び出し、ポジショニング、
特にチームを盛り上げようと必死に声を張り上げる。そして、的確なコーチングが出来るようになった。
相手キッカーがボールをセット。フォルテGKが気合いの雄叫びをあげる。
しかし1本目を決められてしまう。
フォルテS一人目のキッカーは、何度か本番のPK戦ではずしていて、PKに自信を無くしている選手を、
もう一度、自信取り戻すためにあえて選出した。
練習では全て決めていた。ベンチから練習通り蹴れば大丈夫。と声掛けてPKに挑む。
冷静に強めのインサイドキックで、しっかりとサイドを狙いゴール。
本番でPKの自信を取り戻せたと思います。
相手2番目のキッカーにも、フォルテGKが気合いの雄叫び。
キッカーは、右サイド中段に蹴ってきましたが、フォルテGKはやまをはって横っ飛び。
見事なセーブでPKを止めて雄叫びをあげる。
フォルテメンバーも大歓喜。
フォルテ2番目のキッカーは、フォルテSチームの間違いなく中心メンバーで、PK練習も、ここに蹴ると決めている。
と言っていた。
審判のフエがなる。
左足からの強烈なキック、練習通りのコースでしたが、相手GKの読みが当たりセーブされてしまう。
チームメイトのもとに戻り声をかけられると悔しさなのか?涙を流していました。
しかし、まだ同点。
この合宿でも本当に成長したフォルテSのGK。
『PKは自信がある。』と言っていたことを思い出す。
相手チームの次のキッカーは、GK。
チームメイトから、必殺のトーキックだ。等、声を掛けられていたのを、フォルテGKは冷静に聴いていた。
『真っ直ぐ跳んでくる。』と予想して反応すると、速いシュートでしたが、
しっかりと弾いて喜びのあまりガッツポーズで雄叫びをあげる。
3本中2本を止める大活躍。
そして、フォルテ3人目のキッカーは、フォルテでのPKの経験はないが、5年生最後?の頃にフォルテの仲間入りした
メンバーで、サッカー技術の吸収力が素晴らしく、PK練習でも安定したキックをしていたので3人目のキッカーに抜擢。
一試合目のハーフタイムにメンバーからの厳しい言葉に涙を流していたメンバーが、
チームの為に、とても緊張するなか冷静にPKに挑む。
ボールをしっかりセットして自分のリズムでシュートを放つ。
ゴーーール!
試合に出ていたメンバーが駆け寄って歓喜している。最後PK戦の時にベンチにいた。
連日センターバックとして活躍してくれていたメンバーも駆け寄って、チーム一丸となって勝負を掴むことが出来た。
自分も、その姿を見ながら涙してしまいました。
この合宿最後に、本当に素晴らしい一生、心に残る試合になったと思います。
VS 清瀬ジュニアSC
2-2 (PK 2-1)
成績こそ下位ですが、フォルテSのメンバーは、それ以上のものを掴むことが出来た合宿になったのではないでしょうか。
これも全て、保護者の皆さまが、この合宿に様々ご協力して頂き、メンバーのサポートをしてくださり、
暖かい目で見守って頂いたおかげです!
本当にありがとうございました。
そしてチームスタッフがメンバー、一人一人の成長の為に真剣に指導して下さり、その事を子供たちが、
ほんの少しでも感じてくれて感謝出来る心の成長も、育てて行きたいと思います。
6年最後の合宿が終わり、フォルテでの活動も残り半年程になってしまいましたが、これからもまだまだ大会や公式戦
等あり保護者スタッフ共々に一致団結して、楽しくフォルテ17期生を盛り上げていきましょう!
最後に、大会関係者の皆さま、宿泊先の皆さま、フォルテの夏合宿に関わって下さいました皆さま、
本当にありがとうございました。
6年コーチ 国生
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6年片品合宿フォルテS 予選試合結果
7/30(土)
第1試合目
VS エースFC(A)埼玉
0-1 負け
午前中のスクール、昼食後の第1試合目、合宿最初の試合の為、ウォーミンクアップから気持ちも体も準備をして試合に挑む。
スタートは全然悪くない。プレスも激しくいけている中、右サイドからの攻撃に中央MFがプレスをかけにいく意識が強く、
中央が空いてしまい、そこに相手センターバックが走り込みペナルティーエリア10メートル程離れたところからの
ロングシュートがゴール上ポストに当たり、不運にもシュートに反応しといたGKの背中に当たりゴールされてしまう。
その後もチャンスもありましたが決めきれずに試合終了
悔しい初戦敗退
第2試合目
VS 中沢SC(A)神奈川
0-2 負け
本日2試合目は、豪雨のあとの試合の為、グランドが心配でしたがとても水はけの良いグランドで、水溜まりもなく試合開始。
1試合目のよかった所や反省等のアドバイスをして試合に挑む。
チームとして1試合目よりも、とても良いプレーをしている選手達だが、
守備の時に、最後の最後に体を投げ出すスライディング、シュートブロックをしていれば防げていた得点の為、残念でした。
これは個人的にもアドバイスもさせて頂き、それが出来る選手だからこそ悔しい敗戦。
7/31(日)
第1試合目
VS AFC草加ASUMA(A)埼玉
1-1 引き分け
本日の初戦は、前日の戦績を確認するとフォルテと同じく2敗しているチーム。
攻撃的なシステムとメンバーで試合に挑む。
試合前のミーティングでも前日夜にビデオを見ながら習ったFWの動きや攻撃の崩し等のアドバイスをさせて頂き、
得点を取るイメージをメンバーに伝えて試合に挑む。
しかし自分の伝え方でメンバーには、縦に急ぐ?FWの裏へのパス?蹴り込む?
フォルテSの持ち味の細かいパス回しが、全然なくなってしまい悪い流れで試合が進む。
左サイドからの攻撃で先制点を許してしまう。
ハーフタイムに2トップから通常の1トップに変えて修正するアドバイスをしましたが、先制点を取られた焦りからか、
パスが繋がらない。
トラップミスやパスミスが多く更に焦りはじめてペースがつかめない。
しかし、メンバーの勝ちたい気持ちは前面に出ていて、コーナーキックから相手選手のオウンゴールにて同点。
フォルテ選手が、ボールを持ってセンターサークルに置く。
気持ちは負けていない。
しかし同点のまま試合終了。
勝ちたかった試合でした。
第2試合
VS 細谷SC 栃木
0-6 負け
予選最後の試合ですが、細谷SC、前の試合を見る限りフォルテSの予選グループのなかでは、一番強いであろうチームとの対戦。
試合前のミーティングでは、先程の試合での反省点、攻撃を急ぎすぎるので、
ショートパスを繋ぐ意識とパスを受ける意識を強くすること、相手チームをスカウティングしてくれていましたコーチからの
アドバイスでサイドからの攻撃がとても上手なチームとのアドバイスをして頂きサイドのメンバーにはしっかりとマークをして、
ボールウォッチャーにならない。裏へのパスに注意する等のアドバイスをさせて頂きました。
試合にはいるとパスをつなぎサイドプレーヤーへのパスを繋がれて、攻撃される。
得点をとられても気持ちをきらさないで戦う中、パスがつながりはじめてフォルテSらしい攻撃が出来てきた。
が、相手チーム技術もありプレスも早い。
結果としては大差での敗北になってしまいましたが、所々に良いプレーが出来ていました。
(相手チームは最終的に準優勝したチームでした。)
6年コーチ 国生