4年2B決勝大会

優勝!準決0-0(PK2-0)トリプレッタ、決勝4-2カンガルー 会場 おおたかの森スポーツフィールド

2B決勝大会 2016/10/10(月)体育の日

4年2B 大会2日目
準決勝 トリプレッタ 0-0 PK(2-0)
決勝  カンガルー  4-2

いつの間にか風になびくススキが秋を彩る季節になっていた。

感動的な試合ほど文章にするのは難しい。良く覚えていないのが事実だろう。

先々週に引き続いて感動的な2試合であった。

準決勝トリプレッタ戦
苦戦を覚悟で臨んだ準決勝、立ち上がりはフォルテのシュートから始まった。
選手たちは忠実に自分の仕事をこなし、そのプレーに迷いは無かった。
対戦相手からポゼッション率は低いことは分かっている。
どう互角に持っていくか、どう戦うかを2週にわたりテーマを絞った練習が実施されていた。

この試合、40分は長すぎる。相手がしだいにペースを掴むには十分過ぎる時間だ。
しかし、技とパスを多用する相手に組織力、守備力で対抗するフォルテの選手はことごとく潰しにかかる。
ルーズボールはその勢いで奪っていく。
何度となく押し込まれるもFW陣が長い距離を追走しながらDF陣にボールを奪わせる。
ペナ侵入をここぞとばかりと食い止める。
攻撃では右から、左からと何度でも繰り返しオープンにボールを運んで行く。なかなか見応えのある試合である。
ベンチからは「そのプレー、中々良いし悪くない」自分達で組み立て始めたサッカーを苦しくも楽しんでいるかのようである。
そして攻撃は険しくともシュートまで持っていく気持ちはどのチームよりも強かった。
ピンチではGKが確実にシュートコースに身体を寄せた。
「ひやひや、どきどき、アー」のため息きまじりが終わると
すぐさま今度は「いけ、いけ」の保護者の声が選手の気持ちを盛り上げた。

あっと言う間の40分。100%の力で闘う選手は眩しくて我々の目を何度も細めさせた。

0-0で終了のホイッスル。ベンチに戻った選手たち、皆が落ち着いていた。

メンバーを選ぶ監督、キッカーに指示する助監督、GKに指示する俺。
まるで勝利が当たり前のような雰囲気になる。
予想どおり「入れて、止めて、入れて、止めて」で決勝戦へ!

決勝戦 カンガルー

先ずは腹ごしらえに、笑顔のUPから始まった。リラックスは出来ている。
あとは彼らのハートに火をつければよい。
試合のテーマを再確認しつつミーティング。
スカウティングからの戦術確認も??がみられるも選手は「俺たちにまかせろ」の表情が垣間見られた。
前半5分、先制は中盤で奪ったボールを左ペナ付近からから良いタイミングで右ゴールに蹴り込んでネットを揺する。
そしてさらに数分後「俺たちは強い」と見せしめるような20mはあろうか身体能力抜群のMFの放ったロングシュート。
一瞬、時が止まったようにゴールへ吸い込まれていった。
そして前半終了5分前、左サイドで奪ったボールを右に回し、ペナ前で中央へ折り返す、
「打て」と誰もが思った瞬間にその選手さらに左へ「ひょい」とボールを流す。
そこにはノーマークのFWが待っていた。まるで強いチームのゲーム展開のようであった。
リズムはフォルテに来ているも、振り切られて3対1で折り返す。
ハーフタイム、だれもが集中を切らしていない。
基本とテーマを再確認し最初の5分の無失点を指示して送り出す。

後半7分、一進一退から1点を許してしまうも、こちらも頑張り4-2 、相手は押せ押せで勢いづけるも果敢に挑み続ける選手。
今日の試合。相手の勢いが増すなかで広い視野と空間認識が長ける地味でおとなしいが守備の要は抜群のセンスで危険な場所を消しに走った。
両サイドバックはプレスをかける一瞬を見逃さなかった。
攻撃大好きドリブラーは誘って誘って相手との距離を狭めて抜き去っていく、
どこまでも抜いていけと誰もが応援、相手ゴールを脅かす。
直感力抜群の右WF、得意の足でラインまで突進したりアーリーにクロスを入れてたりと多彩な攻撃と守備にすばらしかった。
神をも宿らすGKは、全てのボールを迎えに行ってすべてのボールは彼の体に吸い寄せられた。

結果は優勝。
手に汗握るこの感動がたまらない1日となった。

もうひとつ嬉しいことがある。

つい先日まで足を怪我し松葉つえの選手のギブスがやっと取れた。
練習でもグランドの外で寂しそうに見ていた選手。つらかったと思う。
練習こそ出来ないもののディッシュを集めたり、並べたりとチームの一員として闘ってくれた。
大会規定でベンチに入れなかった選手も立派であった。
そんな彼らに今日は最高の金メダルをプレゼントしたいと思う。

沢山の保護者、小西、井上、寺田、山崎監督はじめ多くのコーチの声援のもと良い試合をすることが出来ました。

皆様に感謝です。

でも、一番感謝したいのは闘ってくれた選手たち。

ありがとう。

*****吉原*****

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決勝
Vs. カンガルー
4-2
優勝!

谷津
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準決勝
Vs. トリプレッタ
0-0
PK 2-0

決勝進出!

谷津
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4年2B決勝T

17名予定通り初石駅下車
徒歩現着9:00予定

PASUMO 初電車3名
入場出来ない選手2名
******吉原*****

2B決勝大会 2016/09/24(土)
1-0FCトリム、3-1六実SCブルー 会場 おおたかの森スポーツフィールド

4年2B決勝大会
FCトリム 1-0
六実SCブルー 3-1
ベスト4進出決定

緊張感あるNice game
手の抜く選手は一人もいなかた。全身全霊で勝利を奪いとった感動の2試でした。

準決勝は10月10日トリプレッタSC
詳細は谷津監督から
小西監督、有難う御座いました。
*****吉原*****
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少し鬱陶しく感じる雨が続き、延期が続いた2ブロック決勝トーナメント。
今日も午後からは雨の予報。開催が気になり、予定よりも早く起きてしまった。
早朝は野田市では小雨がパラついていたが、会場の流山は降っていない模様。
試合終了までもってほしい。
今日は駐車場台数制限のこともあるが、
社会勉強の為に、電車移動となった。
野田市駅前に16名の選手が興奮気味に集まる。
初石駅から流山スポーツフィールドまで、選手達の足でも20分程度。
森を抜け、落ち着いた住宅街を歩いたことでリラックスが出来たようだ。

一回戦
vs. FCトリム 1-0
事前の情報では相手は3年生も混ざり、その3年生がテクニックをもっているという。
キックオフからフォルテのボールにはなるものの、相手の早い寄せに対応が遅れてしまうとボールを簡単に奪われてしまう。
しかし、今日の選手達はここからが違った。
奪われたあとの粘り強いフォローで奪い返す。
そのボールを両サイドの選手、トップの選手がペナルティエリアに持ち込もうとするが、
相手DFも流石に勝ち上がってきたチーム、突発はさせてくれない。
決定的チャンスも作れたのだが、両チームとも得点が奪えずにハーフタイム。
今日の目標はペナルティエリアではシュートを打つこと。
が、まだまだ足りない。パスは足元ではなく、スペースに出すこと。
高く上がったボールは落下地点に入りヘディングで競り合うことを確認し、後半へ。
先週の試合でもそうなのだが、チャンスを作るも得点が奪えない時間が長く続くと間延びしてしまい、
集中力が続かなくなる選手達。
しかし、今日は誰一人集中力を切らさない。
何度も諦めずにチャレンジしている。ハーフタイムに確認したヘディング、ペナルティエリアではシュートで終わる。
をチャレンジするが、相手DFのシュートブロックに阻まれ、CKとなってしまう。
前半から数えると既に4本のCKがあったが、得点出来ずにいた。
キッカーからのボールに合わせることがまだまだ難しい。ジリジリと時間が過ぎてゆく。
あと少しで後半終了のホイッスル。同点の場合は即PKだ。蹴る順番をメモし始めた瞬間、CKのチャンスがやってきた。
多分、決定的なラストチャンスはここだけだ。
ベンチからCBの選手に守備ではなく、ゴールを狙うよう、指示が出る。
会場にいる全ての人がここが勝負どころと感じていた。
キッカーはいつものようにコーナーアークにセットする。何故か妙に焦りもなく、落ち着いている。
そして今日5本目のCK が放たれる。攻めに上がったCBがいち早く反応している。
そして、キレイに合わせたヘディングシュートが勢いはないが、スローモーションのようにネットに吸い込まれた。
何度もチームのピンチを救い、常に声を出し続けていたCBの見事なシュートだった。
そして終了のホイッスルが鳴り響いた。
走り続け、辛くても諦めなかった選手たちに、大きな1点が訪れた。
ベスト8進出。

二回戦
Vs. 六実SCブルー 3-1

勝利からの束の間。喜びに浸る間もなく、次の試合だ。明らかに闘っていた選手は満身創痍だ。
既に昼食の時間を迎えている。食事を採りたくない選手もいるが、少しでも体力回復の為に、
希望する選手にとらせながら、コーチ陣はスタメンに頭を悩ませる。
本部にメンバー表を提出し、ここに来て、霧雨のような雨が降り始める。
そして本部からキックオフ10分繰り上げが告げられる。
早速試合前のミーティング。相手は幾度か対戦したことのあるチーム。多分、選手の数名は苦い敗戦を覚えているだろう。
しかし、一回戦とやることは同じ、諦めずにチャレンジすること。
疲れは見えるが、両SBのみを入れ替え、ベスト4をかけキックオフのホイッスル。
相手チームはキープレイヤーを温存し、スタート。それでも相手はサイドにキレイに繋ぎ、仕掛けてくる。
これを初戦から入れ替わったフォルテのSBが必死に喰らいついてゆく。
これに前線の選手も戻りきり、カバーリングで、ボールを奪いきる。
開始5分になる頃、左前線の選手にボールが渡り、放ったシュートがゴールに入る。
先取点はフォルテ。良いタイミングでの先取点だ。その後、コーナーキックからのオウンゴールで前半を2-0で折り返す。
ハーフタイム、あと20分を闘いきりたいという目の選手たち。
後半の立ち上がりでどちらが先に得点するかで、流れがガラリと変わるだろう。
今日の目標と、途中から交代した相手キープレイヤーの対応を確認し、後半戦に送り出す。
後半になると相手の勢いのあるドリブルを止められない。
疲れもあるのか、足先だけになってしまい、簡単にかわされてしまう。
GKと1対1になる場面が出来てしまうが、相手のミスキックと、GKの見事な反応でボールに触りシュートを防いでいる。
しかし、明らかに焦りからのクリアミスが起きていた。
この状況を何とかしたいと、ベンチから『大丈夫だ。焦るな』『何番マーク!』と必死に声を張り上げている。
ゴールから10m程手前に落ちたクリアボールを相手キープレイヤーは見逃さなかった。
素早くよせると、見事なミドルシュートがフォルテGKの頭上をすり抜けてしまった。
流れを変えるべく、トップの選手を交代させ、流れをフォルテに引き戻したい。追われるものの辛さか、必死の防戦が続く。
勝利を掴む為、誰一人として止まっている選手は居ない。
ひたむきにボールを追いかけ、相手の怒涛の攻めに喰らいついている。
『あと何分だ』考えてはいけないが思ってしまう。
その時、クリアボールがフォルテのFwに渡る。
相手は攻め上がっていた為に、完全にカウンターの態勢だ。相手陣内に突入し更にスピードを上げるFw。
相手DFも何としてもと立ち塞がるが、左からもう一人、駆け上がってくる選手がいる。
その駆け上がってきた選手に絶妙のパスが出される。
ペナルティエリアに入り今日の目標であった必ずシュート!GKの左手をすり抜け、3点目。
その後、ノータイムまで全員で守りきり、タイムアップとなった。
全員で戦い抜いた選手たち。何よりも目標の必ずシュートで終わっていたのが、良かった。
そして、ベンチの選手も大いに喜び、応援してくれている保護者からの大歓声がグランドに響いていた。
ベスト4進出。

二回戦の審判はFCトリムチームの割当でした。
帰り際、たまたま駐車場でもお互い隣りに停めており、すばらしい選手たちですねと声をかけてくれた。
また、終了後にグランドの片付けを手伝っていると、2Bの関係者であろう方から、
良い試合を見させて貰いましたと声を掛けて下さった。

役員さん。保護者の皆さん。今回は延期が重なり何かとご苦労をおかけしました。
グランドにいた全ての人々が、フォルテ選手たちのひたむきなプレーに見いっていました。
お陰さまで、コーチ陣も本当に心に残る良い試合でした。
選手たちは成長し、しっかりと歩みを進めています。
皆さんの沢山の応援が苦しくても闘う選手たちの支えとなったと思います。

19期生の選手たち。今日はすばらしい試合をありがとう。

久しぶりに長文、失礼しました。
谷津