5年交流試合

1-0越谷PCK、1-1吉川武蔵野、5-0越谷PCK、1-0吉川武蔵野、3-0越谷PCK、0-1吉川武蔵野、2-0越谷PCK、
3-0吉川武蔵野、

見事優勝を飾ることができたものの最終戦に大きな課題が残ったおとといのストームCUP。
その課題を克服すべく臨んだ本日のテストマッチ。
対戦相手は、越谷PCキッカーズと吉川武蔵野サッカー。
20分を8セットと選手達の体力面の克服を図る意味からも適切なスケジュールが組まれている。
本日のテーマは、オーバーラップとコーチング。そして勝負にこだわることの3点だ。

◆オーバーラップ
8人制のサッカーでは11人制に比べスペースが広いためスペースを使った攻撃、
特にサイドからの攻撃が非常に効果的だ。
このサイドからの攻撃に厚みをもたせるのがオーバーラップであるが、
ディフェンスが一時的に手薄になるため、最後は絶対にシュートで終わらせる
ということが重要である。
◆コーチング
コーチングには、大きく2種類あると考えます。プレーの局面での味方への
具体的な指示を伴う声がけと仲間のモチベーションを高めることを目的とした声がけ。
前者は、チャレンジ&カバーを行う際のセカンドディフェンスからファーストディフェンスへの指示。
オーバーラップやスペースでパスを受ける際の合図等々。
後者は、味方が良いプレーをした際の『ナイスプレー』、シュートを外した際の
『ドンマイ、次決めよう』、仲間が疲れ出した時の『集中して、声出して』等々。
気持ちを高める声がけは重要だが、
決して仲間のモチベーションを下げるような声がけはしてはいけません。
◆勝負にこだわる
サッカーをはじめスポーツは、全て勝ち負けを競うものです。
勝負にこだわる姿勢、取り組みがないとスポーツは成り立ちませんし、
そもそも相手チームに対して非常に失礼です。そして勝負にこだわるためには、
その気持ちを強く持つことに加え、リスタートを早くする、パスを受ける時に
フェイントを入れるなど、様々のプレーに創意工夫が必要です。

試合前のアップ、ミーティングを通し、選手達とテーマを確認し、フィールドに送り出した。

オーバーラップについては、試合ごとにサイドバックの選手を何人か入れ替え、
仕掛けるタイミング、声がけについてコーチングを行ったが、どうしてもサイドバックの
上がりのタイミングが遅れてしまう。それでも試合を重ねるうちにみんな少しずつ
感じがつかめるようになってきた。これは大きな収穫である。

コーチングについては、少し声が出せる選手が見受けられたものの、
チーム全体としてはまだまだ及第点には及ばない。サッカーは個人個人の技術も
当然必要であるが、それだけでは絶対に強いチームにはなれない。
3本の矢は1本ずつなら簡単に折れてしまうが、3本が1つにまとまれば、
決して折れないことを選手達には学んで欲しい。

テストマッチの2試合目。同点のまま迎えた残り5分。追加点を取らないと勝ちはないが、
どうしてコーナーキック、スローインのリスタートにそんなに時間をかける?
どうして簡単にボールを外に出してしまう?ボールを奪ったディフェンスは、
どうして自陣でゆっくりとボールを回す?リードしている時の戦い方と
そうでない時の戦い方は全く違うのだ。この点を学んで欲しい。

テストマッチも後半を迎えると、キープレーヤーの動きが相手チームに研究され、
自ずとその選手へのマークが厳しくなり、前線でパスを受けても簡単にゴール方向に
振り向かせてもらえない。そもそも後方からのボールを受ける時は、後ろ向きではなく、
半身の姿勢で受けることが基本なのであるが、相手にマークされている場合には、
逆方向に動くふりをするなど相手のマークを外す動きが必要である。
この点についても今後学んで欲しい。

改善すべき課題は、まだまだあるものの、試合を重ねるうちに改善の兆しが
徐々に見えはじめ、最後の2試合を勝利で終えることができたことは、
選手達にとって大きな収穫と自信につながったと思います。
次の土曜日は新たなチームとの練習試合があります。現状に決して満足することなく、
できなかった点はできるまで繰り返す。新しいことには失敗を恐れずチャレンジする。
この2点を常に忘れず、サッカーを楽しんで欲しい。

保護者の皆様、本日も早朝から夕方まで選手達の送迎と応援、
各種サポートにご尽力いただき本当にありがとうございました。
子供達は、我々が想像する以上に無限の可能性を秘めており、
日々成長しております。是非選手達の今日の活躍を褒めていただければと思います。
(矢形)