5年東武鉄道杯 決勝大会

2-2 東大宮コスモス 1-5 船橋法典

試合会場 野田市スポーツ公園

5年東武鉄道杯決勝トーナメント 第1日目

東大宮コスモス 2-2
船橋法典 1-5
12名での戦い。
(野田勢は全滅)

関東地方にも記録的な豪雪で延期になっていた、東武鉄道杯。
昨日も同じ会場で市内大会のチャレンジカップが開催された。昨日は対戦相手だった選手が今日はチームメイトとして戦う。
昨日の大会では主管コート最終戦終了後にお互いを称え合い、敗者となった選手が勝者の選手に、「次もがんばれよ!」と声をかけていた。そんなシーンを見てとてもうれしく思った。

Vs. 東大宮コスモスSSS 2-2引き分け
選手チェックで対戦チームが並んだ瞬間、思わず目を丸くしてしまった。
相手選手の一人がレフリーと同じもしくはそれ以上の身長なのだ。後で知ったことだが、規格外の身長171cm。この選手以外にももう一人、身長は少し劣るがハーフの選手がいる。先ずは要注意はこの選手たちか。
対戦チームの闘い方が分からないので、開始直後は自陣に入ったボールはキープせずに、シンプルに相手陣内にとの指示で送り出した。
相手ボールでのキックオフ。
先ずは様子を伺うように、短いパスをつないでくる。そこに早めのプレスをかけるフォルテ選手。
2分が過ぎようというとき、フォルテCBがパスを捕まえ、次の動きを躊躇し考えた一瞬、猛然と相手選手がアタックにくる。「ここで持ってはいけない」と思いベンチから声がかかるが、
既に相手に奪われている。焦ったDFが飛び込んだところをかわされ、ゴールエリアに持ち込まれたところをきれいにセンタリングを上げられ、あわされてしまった。
相手チームも地元予選を勝ち抜いてきた強豪チーム、一瞬の隙を突いてくる。
我がフォルテも徐々にボールを繋ぎ、右サイドをえぐりゴール前へボールを運ぶが、相手長身のCBが壁となって立ちはだかり、得点を奪えない。
その後もフォルテのペースで相手ゴールに果敢に攻め入り、CKを得るも硬い守りに阻まれてしまう。
自分たちのペースになっているときに、気をつけなければならない、カウンター。
相手のゴールキックをフォルテMFが奪い、パスの出しどころを探した一瞬、アタックに来た長身CBにボールを奪われてしまった。スピードにのった長身CBを止められずに、失点してしまう。
前半は0-2で折り返す。
ハーフタイム、ベンチは得点をあきらめてはいない。選手たちも久しぶりの試合で疲れは見えるが、まだまだ目の光は失っていない。シュートチャンスはフォルテの方が上回っている。
きっとチャンスがあると伝え、後半戦へと送り出した。
後半も激しい奪い合いでのスタートとなった。しかし、徐々に相手陣内でのプレー時間が長くなる。
浅いCBからウラへ抜けたボールは、今回が未だ数回しか経験のないGKがロングボールで跳ね返している。
心強い限りだ。そのGKからのロングボールをフォルテ俊足FWが、相手DFに囲まれながらシュートを放つが、苦しい体制でのシュートで力がなく、相手GKは簡単にキャッチできそうだ。しかし、ボールはGKの手をすり抜け、ネットに届いている。相手のミスではあるが、先ずは1点を返した。あと1点で追いつく。まだまだ分からない。
この得点で更にフォルテの攻撃に勢いが増してきた。相手ベンチからは余裕が消えている。どちらがリードしているか分からないくらいだ。
攻撃はサイドへ広く展開し、DFが警戒したところでFwが切り込んでゆく。
もう少し、もう少しという選手のプレーに応援の保護者からの声援も大きくなっている。
必死の相手DFの足がかかり、FKの機会が来た。ここで決めたい!という皆の期待を背負い放たれたボールが長身CBを超え、GKの前に入ったがフォルテFWが捨て身で長身CBに競っていたこともあり、GKが触ることなく、ゴールインとなった。試合は惜しくも2点を取り返し同点とするまでとなった。
前半の早い時間での失点は悔やまれますが、後半から諦めずに追いついたことは、気持ちの面での成長の現われではないかと感じています。先日のイースタン決勝大会、今回の東武鉄道杯ともにお休み選手が多い中、よくここまで闘えたと思います。まだまだ練習が必要ですが、諦めずに挑んで結果を残した選手たちのこれからが更に楽しみです。
保護者の皆さん、本日は早朝の寒い時間から主管のお手伝いと、お昼には暖かいスープをお鍋を持ち込んでまでご用意いただきまして、ありがとうございました。
そして審判をサポートいただきました小西監督、お忙しいなか、ありがとうございました。
。。。長文失礼しました。 
(谷津)

東武鉄道杯決勝リーグは、東武野田線沿線から予選を勝ち抜いた強豪達が終結し、3チームでのリーグ戦を行う。このリーグ戦を勝ち抜いた上位1チームのみが、更に上の決勝トーナメントへのキップを手に入れることができるのである。関東地方を襲った歴史的な豪雪により、2度の延期を与儀なくされた当大会であるが、本日は、気温こそ低いものの時よりお日様が顔を除く絶好のサッカー日和の中試合が行われた。後半の早いプレーが功を奏し1試合目をなんとか引き分けに持ち込んでの第二試合。なんとか勝利し、決勝トーナメント進出に望みをかけたい。

第二試合の相手は、船橋法典FC。県大会では上位に進出した実績を持つ強豪である。試合前の練習を見る限り卓越した足さばきとパス回しが得意なチームである。試合前のMtgでは、以下の点を確認し、選手達をピッチに送りだした。
・ボールを持った相手に早く詰め寄り、必ず2人目がカバーに入ること(所謂、チャレカバの徹底)。
・それ以外の選手は、相手のパスコースを読み、インターセプトを狙うこと。
・前半に先制点を奪われ、相手にペースを奪われた前の試合を反省し、立ち上がりから積極的にボールを前に運ぶこと。
Kickoffから果敢にプレスをかけ、ボールを奪いに行こうとするが、カバーがうまく機能しない、そしてインターセプトのタイミングも遅れてしまう。フォルテの選手達は、持てる力を最大限発揮している。しかし相手の力が1枚上なのだ。ボール奪ってからの縦だけではなく、横へのドリブル、そして逆サイドへの横パス。正確なトラップとボールさばき。我がフォルテが習得中のものを既に身に付けている。前半序盤のコーナーキックからの失点を皮切りに、ディフェンス2人が完全にかわされての2点目、後半に入り相手のパス回しにディフェンスのマークがついていけずの3点目、4点目、そして最後は、ディフェンスの間を抜く見事な縦パスを通されての5点目。終わってみれば1-5の完敗でした。それでも、得点差以上の実力差はないものと監督、コーチ達は考えています。トラップとボールさばきに代表される基本技術の鍛錬。守りと攻めの基本の習得、両方に共通するのは、ボールを持っていない選手のポジショニングと動き方。これらを地道に繰り返し、繰り返し練習すれば間違いなくもっと強いチームになれるだろう。今日の口惜しさを忘れず、5年生最後の一か月を過ごして欲しい。今日のゴールの守り神、経験はまだ浅いもののその活躍は、東武鉄道のサポートスタッフの目にもとまっていました。選手諸君、失敗を恐れず何事にもどんどんチャレンジしていこう。
本日も、早朝より駐車場の交通整理、会場準備、応援、後片付けとご協力いただいた保護者の方々、本当にありがとうございました。
(矢形)