第1回白岡市近隣市町交流少年団サッカー大会2日目【5・6】

3位リーグ
6年生10名、5年生10名で2試合(前半6年、後半5年)
白岡市立南小学校

①鴻巣田間宮 1-2
②松伏FC 1-2

2日目3位リーグの会場には新に6年1名5年2名の顔が揃う。
今日も猛暑日、酷暑の中での試合に条件は悪い。
しかし2試合とも充実感を得て試合を終了する事が出来た。

 この学校、11期12期生が槇山、吉野コーチ(白岡総合第一スポーツ少年団)のお骨折りで初めて同市のチームと対戦。好試合のもとお互いに交流のきっかけとなったグランドだ。

 試合前、幾分か涼しい体育館脇に選手が集められ監督の話が始まる。
昨日の反省点を聞きだし確認をしたいところだが誰もがうつむいて声を発せない。いらいらするコーチ陣、困り果てる監督。ここでも司令塔を欠いている6年生のチームカラーが出てしまっている。
どうにか口を割らせて確認終了。これでは今日も受け身で積極的な試合が出来るはずがない。

 もう一人の監督は守備の考え方、攻撃の優先順位について具体的に説明、意志徹底を図る。
言葉にすることによって選手間の統一した闘い方を整理、プレーの優先順位を全ての選手が共有することが今日の試合にはは絶対に必要だと思ったからだ。
守備では、昨日の他人任せのプレーに組織での守りを徹底、サボることは許されない。「飛び込まない」「絶対に抜かれない」そして「自分が主役」を植え付けることで選手は奮起してくれた。

 攻撃面。 優先順位の確認ではサイドバックを例にとる
1)奪ったらタッチライン前方のプレーゾーンを見る。
そしてスペースの有無、仲間(トップ)がボールを貰いに待っているか? 相手ディフェンスの位置はどうか?を瞬時に判断。

2)前が空いていたのなら、迷わずオーバーラップ。
  MFはパスをもらえる位置をとる。

3)奪った選手がオーバラップ出来ないと判断した場合
 まずMFの位置と状況を確認
  安全にパスが出来ると判断したらパス。そしてリターンをもらいに走る。
  MFにマーカーがついていたならパスを出してはいけない。(昨日は判断せずに出していた)
  状況を変えるドリブルは相手選手を引き出すか、または、キープの姿勢でボールは絶対に失わない。

4)最後はトップの選手にくさびを入れてMFがサポートに走る
  これはつながる確率は低い。

 言葉で言うのは簡単だが試合では見て判断し行動を成功に移す。
 これが今日やるべきこと。

 昨日の試合。特に前半はボールを奪えなかったし奪ったボールはどうしていいか分からなかった。共通の理解が出来ていなかた。

 今日の2試合、前線からボールをチェイシング、後方はインターセプトを狙う位置取りで常に自陣前方でボールを奪うことができた。
攻撃も積極性が出てきての闘いに選手の頼もしさを感じることができた。

 課題は沢山ある、5年生、なぜマークをはずしてしまう。マークの受渡しはどうして出来ない。仲間同士で声のコミュニケーションが少なすぎます。
一番危ないところはどこですか? 自分のマークを捨てる勇気と行動を挑みなさい。
自分自身でアラートを感じなさい。
この1か月、判断のスピード、プレーのスピードを上げることをテーマにしてきた5年生。涼しくなっての試合に期待します。

 やればできる6年生、今日の試合は自信につながる勝ち点0の試合であったと思います。
 「いつでも自分が主役」を忘れないで下さい。

酷暑の折、今日も保護者に感謝
そして嬉しい気持ちにさせてくれた選手達にありがとう。
(吉原)