子供達のために私達が出来る事

子供達のために私達が出来る事

子供の発達・発育は、年代により異なります。

神経系の発達著しい「Pre-Golden  Age(幼~8,9才)」、動きの巧みさを身につけるのに最も適している「Golden Age(9~12才)」、筋肉や骨格が急速に発達する「Post-Golden  Age(13才ごろ)」、そして、精神面でも肉体面でもバランスのとれた「Independent  Age(15~16才)」の発達があると言われています。

この子供の発育や発達の状況に合わせて、適齢期にもっとも適切な課題を与えていくことで、より良い訓練効果を得ることができます。
最近の子供たちへのスポーツ指導で一貫教育が重要視されているのは、このような発達特性があるからです。

私たちは、子供たちのために指導、課題をいつも一生懸命考え、努力をしています。

一人の子供が大人になるためには、さまざまな経験をつまなくてはなりません。決断力や判断力はとりわけ重要でしょう。サッカーのように、相手がまじかにいるスポーツでは、競争相手に勝ったり、良い記録を出すために努力することで、自らが要因を分析し、判断し、決断する姿勢が自然と養われていきます。
我々のクラブ活動に色々な年代で参加することは、「思春期を過ぎ」、そして「自立する土台の形成」をみんなで協力することに他ならないと考えます。

それぞれの年代で経験するサッカーを通し、「嬉しかったこと」、「悔しかったこと」、「達成感」、「充実感」、「爽快感」、「忍耐力」、その他さまざまなことが子供の糧となるでしょう。

近い将来、日本においても、学校に体育の授業はありますが、学校クラブ活動はなくなる時代が来ると思われます。
学校が終わるとスポーツをしたい子供は、地域のクラブに出かけます。そこには、幼児から第一線を退いた紳士、淑女や老人までが所属し、いろいろなスポーツ等を楽しむことができます。
「競技スポーツと余暇スポーツが同時にできるクラブ」、「老若男女が集うクラブ」こんなクラブを私たちは目指しています。

スポーツが食事と同じように生活の一部になる日は遠くありません。

一人でも多くの参加者をフォルテ野田サッカークラブは、募りたいと思います。
子供たちのために!

2000年11月18日 吉原 靖之